都市に住まう大家族の家

  • □施主様:大阪市Y様
  • □担当/西尾真一
  • □竣工/2016年3月
  • ← Y様ご家族と外観です

    —— KADeLのことは何でお知りになられましたか?

    奥様インターネットを使って、大阪で注文住宅ができるところを探したときにKADeLさんのホームページを見つけました。その場ですぐに電話をかけたんですが、そのときに対応してくれた営業さんの感じが良かったのが印象に残っています。

    —— 他の設計事務所やハウスメーカーもご検討されましたか?

    奥様はじめは住宅展示場も回ったりしていましたが、最終的にはKADeLさんの他に2社と比較検討していました。

    —— KADeL&富国ハウジングに決められたポイントをお聞かせください。

    奥様実際に建てられたお宅を見学させてもらえるOB宅訪問がよかったからです。それまでに住宅展示場で良いなと思っても話を聞いてみると予算が全然合わなかったり、他のところでホームページやカタログの写真を見て良さそうだと思っていても実際に行ってみると、あれ?ということがあったんですが、そういうことがありませんでした。OB宅訪問ではホームページに写真が載っていて良さそうだと思っていたお宅を見学させてもらいましたが、実際に行ってみても良かったです。

    —— 家づくりでこだわった点はどこですか?

    奥様子供が4人いるので、LDKの広さと快適性には特にこだわりました。子供がみんな大きくなってからもLDKに家族全員で集まれるようにしておきたいと考えていました。

    —— 想像した建物のイメージと出来上がったイメージに変わりはありましたか?

    奥様実際に建つと、思っていたよりもせまい感じがするという話を聞いていたんですが、むしろ逆で、建ってみると想像していたよりもずっと広く感じました。土地自体はそれほど広くないんですが、個室が完全に閉じこもった部屋にならないようにしたり、吹抜けや窓をとって視線が縦にも横にも広がるようにしたりと西尾さんにいろいろな工夫をしてもらったおかげだと思います。

    —— KADeLの良かったところ、悪かったところは何ですか?

    奥様設計の西尾さんがどんなにちょっとしたことでも相談しやすい人だったことが良かったです。こちらの気が変わって、変更をお願いしたときにも可能な範囲でほとんど対応してくれました。気になったところといえば、もう少し時間をかけて壁紙を選んだらよかったかな、と思いました。

    —— お引越し後の暮らしはいかがですか(熱、光、風について)

    奥様西尾さんからの提案でLDKの横にある階段に扉をつけてもらったんですが、夏場は開けっ放しにして空気が抜けるように、冬場は閉めてつめたい空気が入って来ないようにすることができるので、夏も冬もとても快適です。あとは、床暖房がすごく快適です。冬場でも床暖房だけでエアコンを付けなくても十分な日もあるくらいなので電気代も全然思っていたほどではありません。

    —— ありがとうございました。

     

    <設計者のこだわり>

     

    大阪市内に建つご夫婦とお子様4人の6人家族のためのお家です。

    兄弟の仲がとても良いので、兄弟が一緒に仲良く愉しく遊べるような空間構成にしました。なるべく仕切りを設けず開放的にしたお子様スペースやスタディスペースをリビングの吹抜けに面して配置して、2フロア間で家族の気配が感じられるようにしています。近い将来、それぞれのお子様に個室が必要になった時にも、簡単なリフォームで空間ロスがなく個室がつくれるよう、リフォームの計画も考えてプランニングしています。

    お子様のためだけではなく、リビングはお子様が寝た後はご夫婦二人がゆったりと寛げるインテリアとそれを活かせるような照明計画にしています。吹抜けやデッキテラスがある開放的なリビングは、お昼間は家族みんなでワイワイと愉しく、夜は大人がゆったりとリラックスできる空間になっています。

    1階にある寝室は、フローリングの現代的な和室にしました。お施主様と奈良県吉野の銘木問屋まで床柱を見に行って、何十本もある床柱の中からご主人が一番気に入られた一本を選びました。選ばれた床柱は存在感のある変木だったので、その床柱を軸に、天井や床板、吊押入の素材、フローリングの材種、それぞれの納め方などの詳細な意匠を決めていきました。そんなこだわりの和室に映える坪庭もデザインさせていただき、限られたスペースの中にも四季の移ろいや静けさが感じられる、和の作法に則った良いお庭がご提案できたと思います。

    2階と3階にあるそれぞれの空間には専用のバルコニーを設けていますが、単純にバルコニーがあるというわけではなく、外部からのプライバシー確保や交通騒音対策、下階の庇としての役割が機能するように、配置、大きさ、手摺の高さなどを決定しています。そしてそれら必要な機能をバルコニーに持たせながら、このバルコニーがファサードデザインのアクセントになるよう、必然性のある意匠バランスにしています。

    お施主様とは建物が完成するまで、時間をかけて何回も打合せをさせていただきました。大阪市内という立地条件もあり、前面道路や近隣建物からのプライバシー対策、交通騒音対策、木造3階建に関する様々な法的制限など検討しなければならないことは沢山ありました。それら諸条件から、施主様が望まれる住まい勝手、快適性、意匠性を満たした一邸を完成させるために、とことん意見交換をさせていただきました。長い時間をかけて何回もお打合せをすることは施主様にとって根気のいる作業だったと思いますが、毎回愉しそうにお打合せしてくださるお施主様のおかげで、こんなにも素晴らしいお家をお引渡しすることができたと思います。