今回は、私の趣味の一つであります。西国三十三所巡礼を紹介させて頂きます。
その中で、第二番紀三井山金剛宝寺(紀三井寺)を紹介させて頂きます。
まず、三十三所巡礼とは、仏教で信仰されている「観音菩薩」を祀る33のお寺を巡る「観音巡礼」のことを指します。 近畿地方の2府4県(京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県)と中部地方の岐阜県にまたがる範囲です。
紀三井寺について
「紀三井寺」として知られている寺院で、正式名称は紀三井山金剛寶寺護国院です。
紀州にある三つの井戸があることから「紀三井寺」と名付けられたと伝わります。
真言宗の一派でしたが、1951年に独立して、救世観音宗の総本山という位置づけになっています。
景勝地の和歌浦を眼下に見下ろすことができる広大な敷地に、重要文化財の多宝塔、鐘楼、楼門、本尊十一面観音立像、千手観音、梵天帝釈二天立像などの多くの文化財があります。
その中でも私が気になったのは本堂です。
現在の本堂は、棟札によれば宝暦9年(1759年)に一般民衆の協力によって建立されたもので、高欄(こうらん)の擬宝珠(ぎぼし)金具は寛政元年(1789年)に奉納されたものです。
本堂は桁行五間、梁間五間、正面に三間向拝(こうはい)と背面に桁行三間、梁間三間の後陣(こうじん)を付した平面で、屋根の正面に軒唐破風(のきからはふ)と千鳥破風(ちどりはふ)を付けた、入母屋造、本瓦葺の建物です。札所建築にふさわしい規模を持っており、多くの外陣を広く設けています。
この建物は、総欅(けやき)造りで技術的にも優れ、この時代を代表する大建築です。
約260万年前に建てられて本堂ですが、メンテナンスもありますが、現代までその建築当時そのままの姿でのこっているのは先人たちの絶え間ない努力のおかげだと思います。
KADeLでは、歴史に倣い、新しさを入れながら住宅を探求しております。
お近くを通った際にぜひお立ち寄り頂き、歴史を感じて頂ければと思います。
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