今回は大阪府河南町にあります。近つ飛鳥博物館をご紹介したいと思います。
「近つ飛鳥」という地名は、古事記に記載があり、履中天皇の弟(後の反正天皇)が、難波から大和の石上神宮に参向する途中で二泊し、その地を名付けるに、近い方を「近つ飛鳥」、遠い方を「遠つ飛鳥」と名付けたというものだそうです。
「近つ飛鳥」は今の羽曳野市飛鳥を中心とした地域をさし、「遠つ飛鳥」は奈良県高市郡明日香村飛鳥を中心とした地域をさします。近つ飛鳥博物館の周辺は、古墳や重要な遺跡・遺物が数多く分布していて、博物館では、大阪府を中心とする古墳時代から飛鳥時代の古墳などの遺跡に調査・研究の成果を分かりやすく展示した古墳とその時代に関する専門博物館だそうです。
「近つ飛鳥博物館」は、日本を代表する一須賀古墳群を保存し、府民の皆さんがこの貴重な文化遺産に親しめる場として設けられた史跡公園、「近つ飛鳥風土記の丘」の中核施設として安藤忠雄さんの設計により建てられたもので、平成6年(1994年)に開館しました。
この博物館の大きな特徴は、単に出土した遺物を展示するだけの施設ではなく、新しい試みとして、周辺に点在する古墳群と一体となった「ひとつの丘」と捉え、階段状に隆起させた建物の周囲に梅林や生命の源である水をたたえた池を配し、風土記の丘の散策路を巡ることで古墳群全体があるがままの姿で見られるように計画されている点にあります。
常設展示室では、古墳から出土した武具・装身具などの副葬品、被葬者の記録を残す墓誌、バリエーション豊かな埴輪などが展示されていました。また、いくつかの古墳については、内部が解説されています。
古墳時代や考古学を学べるオススメの場所です。
興味のある方はぜひ行ってみて下さい。
大阪府近つ飛鳥博物館」に興味のある方へ向け、URLを貼付致します。
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