皆さんこんにちは建築設計事務所 KADeL黒瀬でございます
今回は強盗 空き巣対策 「ホームディフェンス」のお話をしたいと思います
最近 強盗事件が多発しており 他人事では済まされません
心配性の私は気になります
気になりだすと あれこれ考える性格のため個人的に準備しておこうと思っています
皆さんのご自宅はいかがでしょうか?
テレビでは闇バイトの集団強盗ニュースが流れていて不安感が募ります
まずは家の中に入られない工夫というのが重要かもしれません 家自体の 防犯対策の強化です
その前に心構えからスタートいたします
【日頃から注意しておくこと】
不審な電話や 不審な車
警察官や役所調査員を装ったアンケート
不審なマーキング(ポスト メーター 玄関)
来訪者(訪問販売 スーツ 作業着)
玄関を開けない
帰宅時に警戒する(周囲に気を配る)
施錠
家族でシミュレーションなど
次は
【家に侵入されない工夫】
①家の周りを綺麗にしておく
空き巣や強盗に対して 家の周りが汚く庭の手入れがされていないと 老人の一人暮らしの可能性が高いとターゲットにされる可能性があるそうです 常に家の周り 外構は整理整頓と清掃してきれいにしておきましょう
②戸締りを必ずする
これは基本的なことですが必ず少しの外出でも鍵をかける習慣をつけましょう
2、3分のことだから 窓を開けっ放し または玄関を開けっ放し にしてしまうと その瞬間に空き巣や強盗に潜入される可能性が上がってしまいます 強盗や空き巣は事前に調べており いつ鍵をかけずに出入りしてるか調べているそうです その瞬間に侵入されてしまいます
必ずすべての鍵はかけておきましょう
夜間は室内灯を点けて 人がいるように見せかけるのも効果的です
③防犯カメラを設置
最近ではアマゾンなどで非常に安価で買えるウェブカメラ等もあります これを数箇所設置しておけば 犯人の特徴などがわかり 犯人逮捕への近道になります 抑止力にもなります
④窓に防犯フィルム
窓に防犯フィルムを貼るのも非常に効果的です
空き巣や強盗は ガスバーナーでガラスを熱し水をかけて ガラスを割り窓のクレセント錠を回し侵入します 音もなく簡単に作業できるそうです
最近では音を立てるのもお構いなし手荒くバールで割って侵入するケースも多いみたいです 防犯フィルムを貼っているとガラス自体はヒビが入るのですがフィルムのおかげで貫通せずクレセント錠に手がかかりません 非常に時間と手間と音が鳴るので諦めて帰るケースが多いように報告されています
気になる窓ガラスには全て防犯フィルムを設置するのが良いかもしれません
⑤玄関
最近の玄関ドアは二重ロックやピッキング防止のディンプルキーなど防犯性能の高い玄関ドアが多いように感じます が最近の強盗はバールで強引にこじ開けると言うようなケースも多々あるみたいです
こうなってしまうとどうしようもありません
そのため玄関に玄関センサーアラームの設置や人感センサーライトの設置などをして 空き巣や強盗に警告するのも効果的と言われています
最近ではそういったこともせず誰かの帰宅の際に一緒に押し入るパターンもあるとのことですこれはもう防ぎようがありません 毎日毎回 家の鍵を回すときに周辺状況をよく観察して誰もいないかを確認しながらキーを回さないといけません
それ以外に警察官を装ったり宅配業者を装ったり工事業者を装ったりなどなど手を替え品を変え 強盗は容易に玄関から侵入するようです
1番玄関が侵入を許してしまう箇所になり得るみたいです なんとも恐ろしいことです
⑥テレビドアフォン
ドアホンで必ず確認しながら 怪しいと感じたら玄関で対応せずインターホン越しで全て対応するようにしたほうが良いかもしれません 最近では毎日 郵便局や宅配業者などなどひっきりなしにインターホンが鳴らされます 顔なじみ以外は警戒をしたほうが良いかもしれません
⑦大きな音が鳴るアラームなどを設置する
入られそうだなと想定される場所にアラームを設置するのも効果的と言われています
侵入者に警告音を鳴らすのです 非常に嫌がります
犬も効果的で約30%が諦めて帰るというデータもあります
大体こういったところでしょうか
昔はベランダや勝手口からの侵入もあったのですが KADeLの住宅もそうですが 最近ではベランダや勝手口 を設けない家が増えております
それでももし 家に侵入されてしまったら!
最近の強盗は集団強盗で凶悪化してるとのことです 猛獣が数匹入ってきたと想定しながら家族を守るまたはご自身の身を守ることを考えないといけません
ここからが「ホームディフェンス」です
緊張感が走ります
万が一強盗が家の中に侵入した場合 腹をくくる必要があります 先ずは 誰かが盾となり 家族を逃す必要があります その誰かと言うのは大概がご主人様の役目と思っています ご主人様は大変です
第一声は「携帯持って逃げろー!」と家族に叫びます
逃げた家族は警察に即通報
警察が到着するまでの5分間
ご主人様は腹をくくらなければいけません
家族を逃がしたと隙があればご主人様も素早く逃げてしまうのが1番良いのですが 逃げれないケースも十分考えられます
相手は必ずと言っていいほど数人で侵入してきます 丸腰で侵入する強盗はまず無いと言われています 必ず武器を所持しています 1番想定されるのが刃物 や バールの様な鈍器を所持 1番想定される人数は2人 最低でもこの状況を5分間耐えなければいけません
刃物や鈍器を持った猛獣が2匹侵入したと考えるのが正しいかもしれません この状況に対して互角または互角以上に戦えないと一瞬で制圧されてしまいます
そこで こちらも何らかの準備が必要となります
海外では 銃が認められている国もあり 侵入者に発砲することが許可されています が 日本はそういうわけにはいきません
そこで調べてみました
どうやって身を守るのか
どうやって5分間耐えるのか
【逃げるシミュレーション】
まずは 家族を逃したあと 逃げられたら逃げてください 基本的に戦うのは無理があります
家族でしっかり逃げるシミュレーションを重ねて 練習しておくのが1番です
または パニックルームを決めておいてそこに隠れて通報するもの安全かもしれません
※重要なのが携帯を持って逃げる 直ぐ通報
【体力作り】
逃げられなかった場合を想定します
警察が来るまでの5分間
気力と体力が持たないといけませんが 実際もって1分程度でしょう
大声で威嚇しながら 近接格闘になります
無呼吸で1分格闘するのはあっという間に体力が奪われます 複数相手に勝てるわけがありません そこで 体力作りです
主に下半身を中心に筋力を高め 持久力も高めておいたほうが良いでしょう 上半身も程よく鍛えておいた方がいいかもしれません
なぜなら 家を購入している方の多くが30代以上になります 強盗はあるデータでは約80%を25歳以下の者が占めており、20歳未満の少年だけでは、58%に達していますというデータもあります 体力差があるのです
【気持ち作り】
パニックになってはいけません 相手より冷静に覚悟を決めて 対応しないといけません
相手も興奮して緊張しているはずです
話し合いは困難 命を守る為すべきことに集中します いよいよ室内での格闘になります
あるYouTubeチャンネルでは 腕はいくら叩かれても切られても致命傷になり難いので 片腕を盾にして腕一本 捨てる覚悟で戦いなさいと言われてました 体を刺されると 場所にもよるみたいですが10数秒で気を失うそうです 万が一相手を倒した後も残心を忘れてはいけません 反撃の可能性が残っています
次は準備するものを紹介します
【準備するもの】
①フラッシュライト(威嚇と撹乱)
600ルーメン以上の明るさだと目が眩むそうです とにかく 明るいので威嚇になります
かなりの確率で 強盗は逃げます
データでは「声をかける」で 60%の強盗は逃げたとあります
万が一向かってこられても 相手からは 光しか見えず かなり有利になります 軍や警察も使用する強力な懐中電灯です Amazonで購入可
②棒のようなもの(威嚇 攻撃)
相手は必ず武器を所持して侵入してきます
データによると1位 刃物 2位 鈍器(バール ハンマー等)
刃物が1位 怖いですね
逃げるのが大前提ですが
逃げれず それに対抗するとなると
いろいろありますが 個人的には棒の様なものをおすすめします 木製や金属製などあります
用意するにあたって扱いやすい長さと軽さが重要になります
まず ご自身の腕力に合った重さが重要です
左手にフラッシュライト
右手に棒の様なもの
片手で使える重さでないといけません
それと室内での格闘になります あまり長いと あちこちに当たり 振り回せないので 環境と自分に合った長さが必要です 短すぎると 間合いが近いので その分 怖くなります
相手がバールの場合は とても重いので 必ず 両手で持って振りかぶってきます スピードとリーチがありません
ナイフやハンマーなどは 軽くスピードがありますが リーチがありません
そのため 棒の様なものは 片手で尚且つ 軽くスピードとリーチがあり 距離が取れる長さが好ましい様に思っています
しかし 軽いと打撃力が無いので そのあたりがトレードオフの関係になっています
基本的には警察が到着するまでに5分間 威嚇に使いますが
ちなみに刃物を用意するのはおすすめしません 過剰防衛と取られるケースがあるみたいとネットの記事にありました でも相手が刃物の場合どうなんでしょう 怖すぎて想像したくありません
③催涙スプレー(攻撃)
これは個人的におすすめです
体力の無い方でも扱えます 高齢者や女性でも大丈夫です
距離も取れるし(約5m) 複数人(2人以上)でも対応可能です
操作も簡単 相手の顔にスプレーするだけです
日常的にスプレーは誰もが使い慣れているので とっさでも 扱いが容易です
おすすめはポリスマグナムと言う商品です
人気が高く 現在予約半年待ちも珍しくありません 催涙スプレーでは最強と言われており
数秒で強盗は完全に動けなくなるみたいです
YouTubeで検索すると体験動画が出てきます
効果の気になる方は是非 確認してみてください
そんな催涙スプレーにも欠点があります
全く威嚇にならないと言うことです
オロナミンCぐらいの小さなスプレー缶を見て 恐怖し仰天する強盗はいません お構いなしに接近してきます
そこでフラッシュライトの併用をおすすめします
左手 フラッシュライト(光で威嚇)
右手 ポリスマグナム(噴射で攻撃)
複数人相手でも 対等以上に抵抗できそうです
フラッシュライトは夜のイメージがありますが 日中でも効果を発揮するそうです
④携帯電話(家族と連絡)
警察へ通報と家族との連絡に使います
⑤結束バンド(拘束)
残心だけでは反撃されるかもしれません
警察が来るまで拘束する必要があるかもしれません 念のため用意しておくのも良いかもしれません 止血帯とてしての代用もできそうです
上記で必要な物を家の数カ所に 置いておかなければいけません 家族に共有しておいて有事に使える様に
しかし 置いておくだけではいけません
「今日来る」と常に警戒しておかなければいけないのです
本当に 日本も物騒になりました
昭和生まれの私は 昔の鍵開けっぱなし時代を懐かしく思います ほとんどの家が鍵が空いており 友達の家とか 平気で出入りしていました 今では考えられません
備えあれば憂いなし
これは私個人が ネットやYouTubeを参考にして 解釈し まとめたものになります
皆様の安全にお役に立てれば幸いです
今回は少し怖い記事になりました
しかし準備することで大切な家族の一定の生存率や財産を守ることができる様に思います
家に侵入された場合はあくまでも 逃げるが大前提なのをお忘れなく
今回も ご一読頂きありがとうございました
次回のブログは
皆さんには耳馴染みのある 動線や境界線や視線等 建築にはいろいろな線が張り巡らされています そんな「建築の線」をご紹介 致します
建築ってほんとに良いものですね
それでは皆様 次回ブログでお会いしましょう
KADeL 黒瀬信幸
関西 大阪 奈良 兵庫 注文住宅 パッシブデザイン
建築 設計 デザイン 建築家