家づくりを行っている中で、完成した後に「こんなはずではなかった…」と後悔する事も少なくありません。一生に一度の大きな買い物。快適に暮らせるお住まいを手に入れるため、一例をご紹介します。
①水回りで後悔
例えば、トイレをリビング近くに置くと匂いが気になってしまう方もいらっしゃいます。
日々の生活を振り返り、洗面所や脱衣所、トイレの配置は慎重に検討してください。
②家事動線が悪い
生活をしていく中で、「洗濯物を干すバルコニーまでの距離がある」「キッチン周りで行き交い出来ない」など、家事に係る時間や労力を増やしてしまいます。
行動パターンや経験を振り返り、家事動線を快適なものに計画していくことが大切です。
③収納の設置場所が悪い、少ない、使いにくい
「服をたたんだ後、各居室までが遠くて大変」「物が多すぎて、収納スペースが足りなかった」など結果的に物が片付かないお住まいになってしまいます。
持ち物の量(靴・衣類・子供のおもちゃ・カバン等)を把握し、注文住宅であれば計画時に伝えておくことをお勧めします。ご新居に引越しをする前に断捨離をするといった方法も一つの手段になります。
④周辺環境を事前に確認しなかったことで後悔
家の間取りや性能にこだわることはもちろん重要ですが、同時にチェックしておかなくてはいけないのが周辺環境です。いざ住み始めてみて「風通しが悪い」「思ったよりも日の光が入らない」「外部からの視線が気になる」などの悩みを抱える方もいらっしゃいます。
土地を決定する際には、設計士からのアドバイスをしっかり受けて懸念される点を確認して解消できるプランを検討することが重要です。
今回挙げているのはあくまで一例です。
各ご家庭の求めていくものに合わせて、後悔するポイントはさまざまになります。建売新築の場合は絶対に譲れないところとあきらめるところをはっきりさせて選んでいくことが必要です。注文住宅であれば、打ち合わせの中で設計士としっかり話を詰めて、アドバイスをもらいながら納得のいく間取りとするようにしていきましょう。
建築士事務所KADeL
関西 大阪 注文住宅 建築設計
富国ハウジング 営業部 中村