リノベーションをする時にはどのようにして進めればよいのでしょうか?
今回は、リノベーションの進め方についてご説明いたします。

お問い合わせ

まずはメールや電話でお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせいただいた内容を確認の上、現地へお伺いいたします。
弊社現場監督、設計担当者、営業担当者以外にも大工棟梁、電気工事業者、水道工事業者、屋根・外壁業者、家具職人、ガス工事業者、クロス職人など工事内容により実際に工事に携わる業者や職方とともに現地調査をさせていただきます。
現地調査

現地調査とはプランニングやお見積りを行う前に現地を訪れて現状の確認をすることです。現状を詳しく確認し施工のために必要な情報を収集することで、見積りの精度やプランニングの具体性も高まります。現地調査の主な目的は以下の通りです。
1 プランニングのため
リノベーションのプランを立てるには、まず家の状態を正確に把握することが必要です。現地調査では、どの部分をどうリノベーションするのか、どのような工法や建材が使えるのかといった具体的な設計プランを考えるための情報を集めます。
例えば水回り全体をリノベーションする場合、現在の配管の位置や電気配線の状況、壁や床の構造を確認する事によってどの部分を解体して新しくできるか、どのように補強すべきか等を判断することができます。
2 見積りのため
正確な見積りを出すためには、既存の状態や工事の条件を詳細に確認する必要があります。現地調査で工事に係る費用を見積るために必要な情報を集めます。
例えば壁の下地の状態や既存の設備の老朽化具合、床や天井の傾きや、湿気による劣化など見えない部分の状態をチェックします。こうした情報をもとに工事に必要な材料費や作業時間を把握する事で、無駄のない工事計画を立てることができます。
3 施工状況確認のため
リノベーション計画を円滑に進めるためには、実際の施工環境を確認することも重要です。資材の搬入経路や工事中の養生の必要性、近隣への配慮などの条件をチェックします。
例えば資材を運び入れる際の敷地の高低差、廊下幅や階段の形状、工事車両の駐車スペースの確認、工事中に発生する騒音や振動が近隣に迷惑をかけないようするための措置など、周囲の状況を把握する事で適切な施工計画を立てます。
4 現地調査の疑問
現地調査ご依頼の際によくお問い合わせいただく疑問点にお答えします。
Q:現地調査には何人くらい来ますか?
A:通常は現場監督、設計担当者、営業担当者、大工棟梁、電気工事業者、水道工事業者の6名で伺うことが多いです。
工事内容によっては屋根業者、外壁業者、家具職人、ガス工事業者、クロス職人なども必要に応じて伺い、それぞれの工事のスペシャリストが専門的な視点から家の状態を詳細に確認します。
Q:現地調査にかかる時間はどれくらいですか?
A:現地調査にかかる時間は家の規模や工事内容によりますが、一般的には2~3時間程度です。
工事の内容や難易度、家の状態等によりもう少し時間がかかる事もあります。
Q:現地調査は何回しますか?
A:基本的には1回ですが、正確な見積りを作成するために追加の情報が必要となったときや工事内容の方針が固まったあとに、より専門的な視点から細部について再調査を行うこともあります。
ヒアリング

現地調査で得られた情報をもとに施主様の要望(ご希望の間取りや意匠、費用等)をお聞かせいただきます。
現地調査で得られた情報を踏まえて、実現可能な事や実現が難しい事などもお伝えしながらより具体的な計画が進められるようヒアリングをさせていただきます。
リノベーションでも、設計上や施工上の工夫次第で実現可能な事はたくさんありますので、住まいに対する夢などもたくさんお聞かせください。可能な限りご希望が実現できるよう検討いたします。
プランニング

ヒアリングの内容をもとにリノベーション案を検討します。現地調査に同行していただいた大工棟梁や各専門業者、職方等にも意見を仰ぎつつ、構造・工法的な要因で実現できる事やできない事も判断しながら、施主様の夢が詰まったリノベーションプランをより具体的かつ現実的にまとめていきます。
プレゼンテーション

プランニングが完成したらプレゼンテーションです。ワクワクする瞬間です。
間取りや仕様、意匠のご提案を行います。1回でまとまる時もあれば何回かお打合せを行ってまとまる時もあります。お打合せを進めながら、大枠が決まったら見積りに入ります。
見積り

お打合せによって決まった図面をもとにリノベーションにかかわる建築費や諸経費、その他費用等についてお見積りをいたします。
トータルのご提案

お見積りがまとまったらあらためて図面と金額のご提示をさせていただきます。予算内に収まる時もあればはみ出すときもあります。
ご希望の予算からはみ出した場合は、ご希望予算に合う代替案やVE案などもご提案させていただきます。
ご提案内容に問題がなければご契約いただき、その後は打合せを重ねながらより詳細な設計(実施設計)を経て、設計および施工計画がまとまり次第工事へと進んでいきます。
ではまた。
KADeL 西尾真一
関西 大阪 奈良 兵庫 注文住宅 パッシブデザイン
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