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【住宅の豆知識】棟上げの風景
公開日
2025-3-25 09:00

先日上棟いたしました。

 

おそらく関係者(お施主様、工事関係者、弊社関係者)の中で、御一方あるいは複数名に「晴れ」を呼び寄せることができる特殊スキルをお持ちの方がいらっしゃったらしく、作業開始時は曇り空でしたが作業が進むごとに天気が良くなり、作業が完了した時点で清々しいまでの上棟日和になっておりました。

 

お家づくりの過程では、大きなイベントがいくつかあります。契約、プラン確定、地鎮祭、お引渡しなど…。その中でも「上棟(棟上げ)」はお施主様にとってもちろんの事、我々関係者にとっても大きなイベントのひとつでとても大切な日です。

 

今回は棟上げの風景をご紹介いたします。

 

作業開始                                 

 

 

曇り空の中で作業を開始しました。大雨が降っていたり台風が来ていたり大雨予報が出ている場合、棟上げが延期になる事がありますが天気が微妙な場合、作業を決行するか中止するかは当日朝早くに現場監督と大工棟梁で天気予報を確認しながら決めます。この日は決行となりました。

 

まずは柱を立てていきます。通常はレッカー車で材料を吊り上げて作業を行うのですが、今回の計画ではレッカーを据えると道路が塞がってしまうので、手上げでの棟上げ作業になりました。レッカーで材料を吊り上げずに、大工さんや荷揚げ屋さんと呼ばれるプロの運び屋さんの力、即ち人力で作業を進めていく事になります。

 

1階終了                            

 

 

2階がキャンチレバーで跳ね出した迫力のあるファサードが徐々に形になってきました。すでにこの時点で格好良いですね。まだ曇っています。

 

2階へと進みます                              

 

 

2階の柱を立てています。ますます格好が良くなってきました。そしてついに晴れてきました。

 

屋根ができてきました                               

 

 

屋根は片流れです。母屋、棟木、垂木がかかり、ついに建物の形が顕わになりました。感動ですね。雲はどこかに行ってしまいました。

 

野地板をはります                          

 

 

屋根の下地材となる野地板をはります。ここまでくると大分できている感じがします。この日のうちに屋根屋さんが来て、野地板の上にルーフィングという防水用の特殊な紙を屋根全面にはります。これで雨が降っても安心です。

 

棟上げ作業完了、そしてブルーシートにて養生                          

 

 

無事に棟上げ作業が完了しました。翌日からは雨予報だったため、作業完了後にはブルーシートで外部を養生して完了いたしました。建物が見えなくて残念ですが、これで雨が降ってもひとまずは安心です。

 

「晴れ」を呼び寄せることができる特殊スキルをお持ちの方のおかげで、気持ち良く棟を上げることができました。ありがとうございます。

 

そして大工の皆様ならびに工事関係者の皆様、現場監督、皆様のおかげで今回も事故なく安全に棟上げ作業を完了する事ができました。ありがとうございます。近隣の皆様も、本日は一日ご迷惑おかけしました。

 

いかがでしたが。

棟上げは本当にワクワクするイベントですので、これからお家を建てられる方も是非ドキドキワクワクしながら上棟の日を愉しんでください。

ではまた。

 

KADeL 西尾真一

関西 大阪 奈良 兵庫 注文住宅 パッシブデザイン

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