あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
この2~3年の間は特に、コンクリートにオークなどのナチュラルウッドを合わせるツートーンカラーが多く見られました。心斎橋界隈にある素敵な靴屋さんや豆腐料理の専門店など、目を引いていて思わず立ち止まってしまう内装の店舗は大体このツートーンの素材で家具も含めた全てを構成しておられます。
このようなインテリアへの憧れはまだこれからも続くように思います。
そこで少しニュアンスを変えた感じのグレートーンに、お好きなウッド(オークやバーチ以外にもウォルナットやチーク、黒檀も良いですね)を合わせると、ぐっと大人っぽくトレンド感を排除したタイムレスな感じが出てきます。
パキッとした単色グレーではなく、濃淡が混ざったグレーのタイルや、複数の糸が織り込まれたファブリックのソファ、黒檀色の板貼り天井、金属をリン酸処理したようなキッチンカラー、全てベタ塗りじゃなくそれぞれにニュアンスを持つ素材を使用しておられます。全体的に受ける印象がクール過ぎず視覚的な温かみがあってとても素敵だと思います。
モノトーンの現代的なアレンジは、家具やペンダント照明器具などに曲線的なデザインを盛り込む、とかソファ生地には表面の糸がタオルのようなループするように編まれたファブリックなど、思わず触れたくなるような織地が良いのではないでしょうか。
KADeL akiyama
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