皆さんこんにちは建築設計事務所 KADeL黒瀬と申します
今回はイサム・ノグチ氏の照明器具AKARI をご紹介致します
イサム・ノグチとは
20世紀を代表する彫刻家の一人として知られており 彫刻以外にも家具や照明 公園(モエレ沼公園)や橋など を手がけた世界的彫刻家
AKARI は照明器具の最高傑作としてニューヨーク近代美術館に収蔵されているそうです
家の中に 光の彫刻を挿入して そこに太陽や月明かりを取り入れたいという気持ちでデザインされているそうです
この赤いロゴマークは太陽を示す正円と三日月を並べたデザインになっています
岐阜提灯から発想を得て生まれたAKARI
伝統技術を光の彫刻としてデザインされていて 現代空間にうまく馴染みます 個人的には和室の照明としておすすめしたいです
KADeL建築作品の中にも使用しています
2例ご紹介
こちらはKADeL作品「 囲炉裏の住宅」の照明器具になります 天井から吊るされた丸いAKARI
そして こちらはKADeL作品「瓦の家」の和室になります
いかがでしょう?
自然と和の空間に調和します
大きさも個人的にはこれくらい大きい方が簡素な和の空間にはちょうど良い様に思います
(サイズ:径φ82×高120cm)
簡素と言えば たまに床の間に 簡素に草花を生けたりしております
こちらは 庭にある 南天の枝と葉っぱの数を最小限まで取り払い 友達の家から切ってきた細い竹筒にひっそり華奢にと生けたものです
なんとも言えない 可愛さがあります
なんでもそうですが 簡素で素朴なものに美しさを感じてしまいます
話を戻します
器具の中はこんな感じになっています
LED電球の5Wに交換していて 日が暮れてから翌朝まで 和室と廊下を仄暗く照らします
スイッチはこの様になっていて 中央の黒い紐が少し短く感じたので 麻紐を取り付けて 垂らしています
個人的には 夜 明るい照明よりも 仄暗く落ち着きのある明るさが好みです
目が慣れると十分な明るさでちょうどいいと思っています
夜は家の中全体が仄暗い灯りでその中で過ごしているせいか 直ぐに眠たくなってしまいます
お昼も夜も存在感があって 優しい光の彫刻
あなたのお家にもお一ついかがでしょうか?
お昼は和紙表面の凹凸が微かな陰影を作り繊細な表情が素敵です
夜はボワっと優しい光が和紙とその周辺を仄暗く照らし 心落ち着くちょうどいい空間が完成します
昼も夜も存在感があって愉しめる光の彫刻
今回もいかがだったでしょうか?
和の空間にピッタリの照明器具です
皆様の家具選びの参考になりましたら幸いです
次回はデザイン界の天才フィリップ・スタルク氏のマスターズをご紹介 致します
建築ってほんとに良いものですね
それでは皆様 次回ブログでお会いしましょう
KADeL 黒瀬信幸
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