<設計者コメント>
至近に豊かな自然公園もあって、空気環境の良い山の手の立地。住宅密集地の中に立地し、道路向かい側の住宅や隣家との距離がとても近いため、住まい手のプライバシーを守りつつ、限られた敷地を最大に利用し楽しむゾーニングを極めました。
鍵型をした中庭を巡るようにガラスを配して、視覚的な広さを最大に引き出しています。長い路地様の土間エントランスの一番奥には、深く壁をえぐって芸術作品を展示しスポットライトを当てるアイ・ストップを設けています。
2Fにもgalleryスペースを設けて、時には図書館のようにも利用できる+αの多目的ホールを組み込みました。
夜は壁間スリットから暖かい光が漏れて優しい表情のファサードとなり、家族の帰りを迎えます。