ニッチ、とは 「スキマ」でデザイン、と言い換えられると思います。
実用性に注力して広さを抑えた玄関や通路でも、また決して無駄に使える余剰スペースが無くても。
少しだけ、壁の厚み分だけ、その13㎝の厚みを利用して創ることができる、それがニッチ。
スタンダードなニッチというと、台に小物を飾る、というものが多いと思います。でも、小物を置く、という目的を持たせずに、ただそこにニッチが存在していることそのものが目的となるような、個性的なデザインにしたのがこちら。光を仕込んでグラデーションに浮かび上がる造形は、まるで絵画を飾ったような、目に留まる存在感を放っていますよね。丸みは無いけどどことなく可愛い形です。
次にご紹介するのは、スーッと皮をむくように壁をそぎ取ったような形のニッチ。自然光の陰影だけで壁にアクセントが生まれます。ニッチの上部は壁と同面で、下部にいくほどにえぐられていきます。下の台になる部分が一番奥行きがあって、飾り台としても機能しています。
皆さんもオリジナルの個性あるニッチを、一緒にデザインしてみるのはいかがですか?
akiyama
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