皆さんこんにちは建築設計事務所 KADeL黒瀬でございます
今回は 最小限で 「孤独に幸せに暮らす」のお話しをしたいと思います
孤独と言えば 寂しいイメージがありますが 実際はそんな事はなく 平和で楽しく 個人的にも随分と憧れがあります
私自身 どちらかと言えば 大人数より 1人が好き
どこへだって1人で行けてしまうタイプで1人の時間を大切にしています
そしてインドアであり 少しだけアウトドアな一面を持っております
「自由で幸せな孤独が好き」
そんな方って実は結構 多い様に思っています
そんな方におすすめの住まいを 簡単ではありますが 私が考える一例として 描いて見ました
こんな家があってもいいな
それが 最小限住宅14坪の「四畳半の庵」です
ファサード
平屋で閉鎖的な外観なのですが 南側の一方向のみ 大開口と広縁(ウッドデッキ)その先に緑と空を望む 何とも気持ちの良い抜けのよい空間となっています
道路面からのプライバシーがしっかりと守られ 安心して寛げます
ファサードデザインもコンクリート打ち放しを入り口面の壁のみ使い 簡素で飽きのこない 作為の少ない仕上げにしています
続いて平面計画です
1人で生活するわけですから 間取りは最小限(1K)にしています 家の中心になるのが 四畳半の畳の間 (板の間も含めると⒎5帖) こちらで 食事 睡眠 そして床の間に季節の花や時節の物を飾ったり 掛け軸を設えます
鞘の間にはお気に入りのチェアとサイドテーブルを置いて 四季を感じながら広々寛げる様にしています 陽気の良い日は外部の広縁で 風や日差しにあたって食事なんかもでき 夏場は日陰になる様になっていて 四季を感じる広々とした場所にしています
虫がいない冬場は特におすすめです
ですが 寒いので 広縁に暖炉を設置すると 暖が取れて 長時間過ごすことが可能になります
たまには 友人と暖炉の前で団欒することもできます
納戸には 「足るを知る」 布団や最小限の衣類や小物が収納できるようにしています
畳下収納を2箇所設けることもでき 収納量を増やせます
続きましては 水回りです
キッチンには大きめの食品庫で買い物の手間を減らし 洗面所等の水回りはゆとりがあって ホテルライクにしています
水回り各所に窓は一切取らず 人感センサーLED照明と換気扇を設置して 窓は鞘の間に唯一ある超大開口部のみとなります 窓を取らない理由としては 断熱性の向上 ガラス汚れや窓台のほこりやカビなどの窓周りの掃除の手間を一切無くすことにしています 掃除の手間を少なく楽して生活したいと思っています
室内の壁は出来るだけ 天井から縁を切って 上部通風に役立てます 開口部は広縁側と勝手口2箇所で自然通風を確保しますが 重力換気に一役かうトップライトや西風を引き込むウインドウキャッチャーを取り入れても良いかもしれません
プライバシーも建築自体でしっかり外に閉じて内に開く設計にしており 安心です
和室の板の間の障子を閉めるとしっかりプライバシーが守られて カーテンやロールスクリーンなどは一切必要ありません 開け放てば 大開口部から先に見える眺望で 圧迫感は皆無となります
この庵を建てる土地は できれば 広い敷地が理想ですが
大きな敷地の中に小さくポツンと建てる
郊外だと土地価格もお安いですし
建物も一般的なファミリー向けの規模に比べてコストが低いので 金銭的負担が軽くなります
フルオーダーの秘密基地で誰にも邪魔されない極上な孤独 最高に憧れませんか
ゆっくりと自宅で愉しむ そんな庵です
海外ではタイニーハウスと呼ばれる 最小限住宅は人気があります 日本にも そろそろ 人気が出る様な気がしております 十人十色 多様性が求められる時代です こんな 最小限住宅にご興味ありましたら 一緒に楽しみながら計画したいと思っています
日本には有名な最小限住宅がございます
いくつか載せておきますのでご興味ある方はご自身で調べて見てください
住吉の長屋
ヒヤシンスハウス
塔の家
方丈の庵
最小限住宅
立体最小限住宅
次回のブログは
正味 結構しんどい ！ 家の「掃除」をご紹介 致します
建築ってほんとに良いものですね
それでは皆様 次回ブログでお会いしましょう
KADeL 黒瀬信幸
関西 大阪 奈良 兵庫 注文住宅 パッシブデザイン
建築 設計 デザイン 建築家
