建築設計事務所KADeL

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【住宅の豆知識】家づくりで後悔したこと
公開日
2024-11-12 09:00

皆さんこんにちは建築設計事務所 KADeL黒瀬でございます。

 

今回は実際、私自身住んでみた後家づくりで失敗して後悔したことを今回取り上げてお話を進めたいと思います。

 

まず1つ目は

勝手口の上部にある 小さめの庇(約750×750)になります。

これは非常に盲点でした。

 

 

日除にもならないし 雨が降ればたちまち濡れてしまいます。風の強い日はもうびしょびしょです。何のためにあるのか全くわかりません。自分でも驚いております。無いよりはあった方が良いのですがどうせつけるのであれば もっと大きく多少の雨なら庇の下でしのげる位の大きさが理想かもしれません。最低でも横幅1200 出幅1000位でしょうか。あくまで 住んでみた個人の感想になります。

 

2つ目

各部屋に設けたクローゼットやウォーク・インクローゼットになります。

洗濯した後各部屋のクローゼットへ洗濯物を持ち込んでの整理整頓がとんでもなく面倒で非効率的と思います。各子供部屋や主寝室に大きな収納を設けずその近くに大きめのファミリークローゼットを設けた方が整理整頓や洗濯物の持ち込み取り出しなどが効率的だと感じました。

子供たちにクローゼットの中の管理を任せるとぐちゃぐちゃになってしまい恐ろしいことになってしまいます。※ うちの子に限ったことかもしれませんが。きれい好きな私はぐちゃぐちゃになっているクローゼットがとても気になってしまいます。

ファミリークローゼットにすると管理が容易になり整理整頓がしやすく洗濯物を取り込んだ者が行ったり来たりすることもなく効率的です。ファミリークローゼットを設置する場合は男性用女性用2カ所設けるかクローゼット内部でうまくプライバシーの配慮をした方が良いかもしれません。

実際クローゼットの無い寝室や子供部屋にはシンプルでモダンなハンガーラックやフックなどを設置して 一時的な収納とし、メインはファミリークローゼットで管理したほうが良かったのかなと少し後悔しております。

 

3つ目

照明器具の明るさ。

特に毎回思うのですがトイレの照明器具が我が家はダウンライト1カ所LED球 60ワット相当のものを設置しているのですが夜中にトイレを使うとき明るすぎて目が眩みます。

 

 

正直5ワット程度のほんとにほのかな明るさで充分かなと思っております。唯一リビングだけ調光式のダウンライトで明るさの調整が可能です。非常に重宝しております。そのため場所の明るさのサイズといいますか、その辺はもっと自分に合った明るさのものをチョイスした方が良いかもしれません。ちなみに階段ホール部分も明るすぎて夜中に使うと目が眩んでしまいます。

 

 

案外プロも見落としがちな夜中の明るすぎる照明、若干ストレスと感じてしまいますので明るさに敏感な方はその辺に気をつけてもらえるといいかもしれません。少し後悔しております。

 

4つ目

トイレの音問題。これは結構大きな問題と考えております。平面計画をするときに極力リビングやダイニングなどから離し、視線も通らないようにプライバシーにも配慮し距離感的にもちょうど良い場所に配置したつもりですが、耳をすませばトイレの音が聞こえます。テレビの音や生活音があるときは全く気にならないのですが静かな状態で耳をすませば若干聞こえてしまいます。耳をすまさなければ聞こえないのですが私はどうしても耳をすましてしまいます。そうするとやはり気になってしまいます。

これは性格的な問題かもしれませんが最近の建具(ドア)は上部や下部に隙間を設け空気の流れを作っております。それが仇となり音がどうしてもドアから漏れやすくなっています。健康に配慮した換気効率を上げるための隙間ですが、音対策としてはそれが仇となってしまいます。

 

なんでもメリットがあればデメリットがあるので仕方ないことと言えば仕方ないことなのですが、気になってしまうものは仕方がありません。そのためどうしても音に敏感な方はそういったところも対策を考える必要があるかもしれません。

 

5つ目

5つ目ぐらいになると絞り出さないと出てきません。何故かといいますとあまり不満がないからです。ほとんどの箇所は後悔がなく非常に気に入っております。でも4つ目位まで答えて終わるのもなんか気持ちが悪いので何とか絞り出して5つ目後悔したところを発表していきたいと思います。

 

「ほこりが積もる場所」 出てきました。そうです、ほこりが積もる場所です。これは仕方ないと言えば仕方ないのですが我が家にも必ず誇りが積もる場所というのが存在します。たまに拭いてあげないとほこりが積もってしまいます。1番気になるのは幅木の上。

 

 

当社は極力目立たないもの そして薄いものを使っているので積もりにくいのですが、でもやはり積もってしまいます。家の中には幅木がたくさんありそれを拭いてまわるのは大変なことです。巾木によく似た天井部分の小さな出っ張りのデザイン、ここにも当然 ほこりが積もってしまいます。

 

 

私が住んでいる家は照明器具をほとんどダウンライトにしています。そのためほこりも積もりようがないので特に幅木と小さな出っ張りにほこりが積もってしまうと気になってしまいます。でも巾木のない家や小さな出っ張りのない家と言うのはなかなか存在しません。そのため仕方ないことと言えば仕方ないことなのですが、ほこりが積もりそうなデザインはきれい好きで神経質な方は少し考えた方がいいかもしれません。照明器具でペンダント型などの積もりそうなデザインをしてしまうと年末の大掃除が大変になってしまいます。私は掃除が大嫌いです。そのため掃除の手間を極力かけたくないと考えております。

 

今回もご一読頂きありがとうございました。

 

次回は「環境共生住宅/パッシブデザインの家に住んでみた素直な感想」をご紹介致します。

 

建築ってほんとに良いものですね。

それでは皆様 次回ブログでお会いしましょう。

 

KADeL 黒瀬信幸

関西 大阪 奈良 兵庫 

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