建築設計事務所KADeL

Menu
  1. HOME
  2. ブログ
  3. 【住宅の豆知識】マスターズ
【住宅の豆知識】マスターズ
公開日
2024-7-9 09:00

皆さんこんにちは建築設計事務所 KADeL黒瀬でございます

 

今回はフィリップ・スタルク氏のマスターズご紹介致します

 

フィリップ・スタルクとは

フランスのデザイナーで建築 家具 インテリアなど あらゆるジャンルを手がけています

世界的に有名なデザイナーの1人です

 

 

 

写真がマスターズチェアーです どうでしょう

華奢な線の曲線で構成されており 置いた時 空間への圧迫感が無く スッと視線が抜けるデザインになっています

 

ダイニングチェアーとして使う場合も 4脚 5脚と複数になった時でも空間を邪魔せず スッキリとして 光を透して部屋を明るくします

座面が広く 座り心地も快適です

 

背もたれや肘掛けもあり うまく体重を分散してくれるので 長時間座っても疲れません

スタッキングもできます

 

本体が樹脂製(改質ポリプロピレン)なので 耐候性もあり 野外でも気兼ねなく使えます

座面が少し高いので 靴を履いた状態で腰掛けても快適に座れます

※因みに 170cmの身長の私が座った感想です

 

普段はこんな風に使っています

庭の落ち葉拾いの休憩場所だったり ボーッとしたり 特に虫のいない11月〜3月は庭に出る頻度が高いので良く使います

 

 

 

このマスターズで個人的に特に良いと思うところは影の出方が美しいというところです

この様に照明の光と組み合わせる事で 影のオブジェとしてとても良い雰囲気を表現することが出来ます

 

 

 

素敵ですね

 

サイドテーブルはこちらを使っています

Amazonで購入したサイドテーブル

金属製で マットブラック塗装仕上げ

野外で使用しているので 経年変化が良い味を出しています

 

 

 

良い味と言えば この蚊取り線香立ても良い味出しています

 

鉄製ピザパン20cmを購入して 縁側で使うとこうなります

錆が回って鉄の味わいある風景が出来上がり

縁側に使われている 白銀化したウリン材との相性も良いです

 

 

使いはじめは 当然 ピカピカでこんな感じ

ただの鉄の板って感じで どうしても縁側との違和感が出てしまいます

 

 

家の素材選びもそうですが 新築の時は全てが新しく 調和していて良いのですが

何年も 何十年も年を重ねた時 全ての素材が 経年変化をして 一つ一つが古くなりうまく調和しないと 変な感じになって違和感が出てしまいます

住宅は新しい時も美しいですが 古くなって経年変化が出て渋みが出てからも美しいと思います

 

では 今回はこの辺で失礼いたします

 

今回もいかがだったでしょうか?

皆様の家具選びの参考になりましたら幸いです

 

次回は

日本建築の外と内を曖昧にする中間領域「縁側」をご紹介 致します

 

建築ってほんとに良いものですね

それでは皆様 次回ブログでお会いしましょう

 

KADeL 黒瀬信幸

関西 大阪 注文住宅 建築 設計 デザイン 建築家