皆さんこんにちは建築設計事務所 KADeL黒瀬と申します
今回の家具の紹介は フランスの建築家 巨匠 ル・コルビュジエ氏が設計した
ダイニングテーブルLC6ターブチューブダビオンを紹介していきます
皆様の家具選びの参考になりましたら幸いです
まずは ル・コルビュジエ氏のお話からしたいと思います
モダニズム建築の巨匠といわれ、特にフランク・ロイド・ライト氏 ミース・ファン・デル・ローエ氏と共に、
近代建築の三大巨匠として有名です
コルビュジエ氏は近代建築の5原則
ピロティ、自由な平面、自由な立面、水平連続窓、屋上庭園 を提示
それらを体現した最高傑作が「サヴォア邸」です
モダンな視覚的象徴だけでなく 建築を散策すると 自然にモダンな造形哲学が
身体に染み込むようにつくられた体感装置になっています この住宅は20世紀の傑作と言われています
今でも住宅のお手本となっています
そんな巨匠が手がけたテーブルの一つがこちらです
飛行機のパーツとして用いられていた、スチール製の楕円断面パイプをメインフレームとして採用することにより、
全幅2mを超えるテーブルに必要な剛性と安定感を確保しているそうです
大きなガラスを4点のみで支えているので少し緊張感がありますが使ってみるととても安定しています
新素材を積極的に家具に取り入れる果敢な姿勢が見られます
実際このテーブルで毎日ご飯を食べております
(ちなみに私のものはリプロダクト)
使ってみた感想なのですが、存在感があるはずなのに空間に溶け込んでおり、悪目立ちしません
非常に馴染みが良いテーブルです 6人掛けで225cmの大きなテーブルなのに全く悪目立ちしないのです
さすがです 「装飾は罪」というコルビュジエ氏の言葉通り、極限まで簡素な機能美が光ります
必要最低限の骨格で設計されていて80年が経過しても魅力は色褪せません
個人的には、ガラス天板なので指紋や油汚れが目立ちます
そのため毎食後丁寧に拭き掃除しております 綺麗好きな私にピッタリの仕事です
家族4人で使用するには十分な広さで、ゆとりがあり最大6名まで可能なので来客時も安心です
実際にはこんな感じで使用しております
今回もいかがだったでしょうか?
次回はハンス・J・ウェグナー氏が設計した名作 Yチェアとして知られるCH24をご紹介
120メートルの強度と耐久性に優れたペーパーコードを使用した座面など魅力が詰まった椅子です
建築って本当に良いものですね
それでは皆様 次回ブログでお会いしましょう
KADeL 黒瀬信幸
関西 大阪 注文住宅 建築設計