皆さんこんにちは建築設計事務所 KADeL黒瀬と申します

今日はですね 少し椅子についてお話ししたいと思います 引っ越し後の皆様の家具選びの参考になれば幸いです

 

椅子は「小さな建築」とも言われ 建築家が建物を設計する際にその空間にあった椅子を設計したりします

そうゆうことなら同じ建築を触る者としてとても興味が湧いてきます

 

今回 個人的に2年間使用している椅子をご紹介します

購入のきっかけは手軽でどこでも持ち運びができ しっかりとくつろげる

そして空間に圧迫感を極力出さない　そんな自然なデザインの椅子を探して購入に至りました

それといつでも使わなくなったときに片付けられて邪魔にならないことも大事

 

基本的には私の専用の椅子として日常使いをしております

 

家具デザイナーの新居猛先生が1970年にデザインされ世界各国で50年以上販売されている

折りたたみ椅子の名作　そんなニーチェアXをご紹介したいと思います

 

 

この椅子は折りたたみ椅子になっていて好きなところに持ち運べてそこで好きなように広げる様にと

軽量コンパクトに作られています　ラウンジチェアの中では比較的安価でお求めやすい価格になっています

それもそのはず家具デザイナーの新居猛先生は「カレーライスのような椅子」をコンセプトに作っています

カレーライスのような椅子？と、なりますよね

それはどんな椅子かと言うとカレーライスのようにみんなに親しまれるそういう椅子を作って

たくさんの方に使ってもらえる様にという思いが込められているようです

個人的に好きな外観は床と平行して手摺りがデザインされていること その手摺りに対して

人間のお尻から背骨に沿った曲線美の座面と背もたれ

 

 

無駄の無い最小限の要素が素敵です

当然座ったときの座り心地もバッチリです

正面から見ると

 

 

脚がXになっています 　無駄な装飾も一切無く 機能美だけで構成されているように思います

この椅子にはロッキング ワークチェア そして私が持っているラウンジチェアの3種類展開です

個人的には1番ゆっくりくつろげそうなこのタイプを購入しました

実際2年間使ってみた感想ですが正直 買ってよかったですね

 

まずデザインが非常に好感を持てます

色合いも手摺がナチュラル色のビーチ材で丸みがあって非常に触りが良いです

そして白い帆布で体触りが良く 少し汚れは気になるものの 途中でだんだん気にならなくなり

そんなに汚れることもなく使用しております

コーヒーやチョコレートを食べるときに少し緊張感が走ります (笑)

 

使用後約1年位で汚れが気になり出したので1度クリーニング屋さんでドライクリーニングしました

めちゃくちゃきれいになって帰ってきました

帆布の張り替えや組み立ても非常に簡単でドライバー1つあれば可能です

なんといっても座り心地が最高です　 ただ日によっては腰が痛くなる時があります(個人的に腰痛持ちなので)

その場合は足元にオットマン的なものを置くと腰の痛みが解消されます

ヘッドレストに頭を委ねるとそのまま眠ってしまうこともあり仮眠には最適です

室内空間にも非常に相性が良く 軽やかな外観からは圧迫感がなく

どこにおいてもなじみの良いチェアだと思っています　折りたたんで移動できるので掃除も楽です

 

我が家ではお掃除ロボットを走らせているのですがお掃除ロボットの邪魔にもなりません

それと野外でも使えることです さすがに高価なのでキャンプには持って行きませんが

春と秋の比較的過ごしやすい季節には自宅の縁側に設置してくつろいでおります

 

 

少し気になるところ:

あえて言うなら白い帆布の端々が長年使うと少しほつれてくるような印象です

でもそれも味と捉えています

 

 

それと折りたたんだ状態

 

 

 

ではこのように紐で引っ掛けて畳んで立てておくことが可能なのですが

この紐がちょっとした拍子でツルっと外れてしまい勝手に椅子の状態まで変形して「がしゃん」と

なったりすると家の中で割と大きな音が発生するので家族からものすごい顔でにらまれたりします (笑)

 

今日はこの辺で。

 

椅子があると当然サイドテーブルが欲しくなります

コーヒーを置いたりメガネを置いたり スマホを置いたりとサイドテーブルは欠かせません

そこで次回はニーチェアの相方をご紹介しようと思っています

それはスツール60です建築家アルヴァ アアルト先生がデザインした名作スツールです

お楽しみにください

 

建築って本当に良いものですね

それでは皆様 次回ブログでお会いしましょう

 

KADeL 黒瀬信幸

関西 大阪 注文住宅 建築設計