<設計者コメント>
家族を守る横11mの大きな光壁とA型のスリットが外観にかろやかな個性を与えています。外と庭の間に格子をあつらえ、完全には遮断せずに繋がりをもたせました。居住空間の5ヵ所から同じ庭を共有し、家族みんながつながりを感じながら生活できます。夜は、庭を照らす間接照明で昼間とは一味違った奥行感と落ち着きが感じられ、この庭を眺められるリビングがご夫婦のお気に入りの空間となっています。インテリアはウォルナットの床に合わせたシックな家具が選定されており、中庭の大開口から光が注ぐ、カーテンいらずの明るい家になりました。
※コートハウスとは…建物や塀で囲まれた中庭(コート)をもつ住宅のこと。住宅密集地でも通風・採光・プライバシーの確保が可能。