建築設計事務所KADeL

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外に閉じて内に開く家/茨木市

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Information

施主様
茨木市S様
担当
秋山かず子 / View works
竣工
2020年3月

今回お話を伺ったのは、茨木市にお住まいのS様ご家族。S様は土地探しからご自身でされ「経年変化を楽しめる住まい」を建てられました。ご新居に引っ越しをされてから約半年が経過し、夏のお子様との過ごし方など、家づくりを始められてから今までの思い出を振り返りながら、楽しくお話をさせていただきました。

家づくりを始められたきっかけは何でしたか。

ご主人:昔から『渡辺篤史の建もの探訪』などを見てたので、人とは違う注文住宅を建てたいと思っていました。私は転勤族なんですが、子どもが大きくなる前に、拠点を作ってやらないとあかんなと思ったのがきっかけでした。

KADeLのことは、何でお知りになりましたか。

奥様:SUUMOですね。

ご主人:何社か見た中で、一番思っているものに近い家を建てられてるなぁと思ったのがKADeLさんでした。

他の設計事務所やハウスメーカーもご検討されましたか。

ご主人:ハウスメーカーの展示場もいきましたが、やっぱり思っているものと違うなとなりました。

奥様:京都の設計事務所とKADeLさんの2社で検討していました。

KADeLの契約の決め手は何でしたか。

ご主人:京都の設計事務所が高かったというのもありますが、外観や間取りがKADeLさんの方が良かったことが契約の決め手でした。

奥様:敷地の利用の仕方が上手かったり、2台駐車できるビルトインガレージがとてもかっこよかったです。

家づくりで特にこだわったところはどこですか。

ご主人:私は〇〇っぽいとか、〇〇調っていうのがあまり好きではなくて、例えば、デニムみたいに使えば使うほど体になじんでいくような家がいいなと思っていました。だから、無垢の床にしたし、壁も塗装にしました。〇〇調みたいなものはゼロではないにしても、極力なくしたい、住めば住むほど経年劣化ではなく、経年美を感じられる、そういう家にしてほしいということを伝えました。

ご主人:私が特に好きなのが、「鉄」「木」「モルタル」という素材です。玄関の壁をモルタルにしましたし、無垢の床やウッドデッキに本物の木を入れてもらいました。鉄はもう少し入れたかったんですけど、入れるところがあまりありませんでした。玄関扉は本当は黒皮鉄にしてほしかったんですけど、結局ギリギリまで悩んでやめました。

ご主人:あとは、ビルトインガレージとリビング階段、アウトドアリビングがほしいと伝えました。内と外が一体感がでるようにしてほしいというお願いをしましたね。中庭が広いので、アウトドアリビングとしても利用できてよかったです。

奥様:できるだけ物を見せたくないので、収納をたくさんつくってほしいと伝えました。

「経年変化」を感じられる家っていいですね。

ご主人:服とかも購入した時が100%の完成形ではなくて、実際に着て、色が少しはげて、ちょっとほつれたぐらいが完成形かなと思っています。なので、新品の靴とかは履くの嫌ですし、ちょっと汚れて履きこんだぐらいでようやくデビューさせたいみたいなところがあります。この家もまだまだこれからが楽しみですね。

実際お住まいになられて快適性などはいかがですか。(採光、通風、温度など)

奥様:この家は部屋を間仕切るところがないので大丈夫かなと思っていましたが、断熱がしっかりしているため、エアコンが効きやすかったと思います。

ご主人:エアコンのシーズンが終わると、ちょっと窓をあけておくだけで、良い風が抜けていきます。冬は、あたたかい空気が上に上がるので、吹き抜け上部のシーリングファンが活躍してくれることを期待しています。

ご主人:自然光の取り込みとかも、計算して頂いていると思うので、いいですね。

家を建てるときにやって良かったと思うところを教えてください。

ご主人:天井を高くしてよかったですね。うちは完全な吹き抜けじゃないですけど、それでもすごい開放感あります。KADeLさんに入れて頂いた2m40cmの窓もいいですね。

奥様:アウトドアリビングにしてよかったです。そこで子供を遊ばせられるのがいいです。リビングからでも子供の様子を見てられるので。

ご主人:夏はプールで遊ばせました。

奥様:ウッドデッキの上にシートを敷いてご飯食べたりもしました。

ご主人:あとは、トランポリンをさせてみたりもしました。

ご主人:特にリビングとのつながりですごく広く見えるのがいいです。

ご主人:僕たちの家は、住宅地で人通りも割と多いので、設計の秋山さんの一番初めの提案で「外に閉じて、内に開く」というコンセプトで家を設計していただきました。アウトドアリビングや玄関で内外一緒の素材を使い、内外の境をなくすことで、より広く感じられます。すごいだだっ広いところに家を建てる人って少なくて、住宅地に建てる人が多いと思うんですけど、「外に閉じて、内に開く」設計だと、家の中にいて気持ちいいし、この家どうなってんねんやろうって外からも気になりますよね。そういうのってなかなかいいと思います。

他に特に気に入っている場所や過ごし方があれば教えてください。

ご主人:リビングです。私はあまり平日の昼間は家にいないので、仕事から帰ってくると、中庭をライトアップして、外を見ながらダイニングテーブルでご飯やお酒を楽しむのが好きです。休みの日は、たまに中庭に七輪を出して、七輪バーベキューをしました。それをしているとき、この家に住んで良かったなぁって思いました。

奥様:私もキッチンからアウトドアリビング、中庭で子供が遊んでたら、その様子を見ながら家事ができるので、それがすごい良かったなぁと思います。外は自転車が結構多いので、外で遊ぶより、中庭で遊んでてくれるのを見てる方が安心しますね。

最後に、これから家を建てられる人に向けて、一言アドバイスをお願いします。

ご主人:設計段階で、わがままをたくさん言った方がいいかなと思います。後々後悔しないように、できるできないは別として、自分のこうしたいっていう案は全部設計さんにぶつけるべきかなと思います。こっちで思ってる以上の提案をしていただけることもあるし、お互いで、宿題にしたこともたくさんあります。それをしてると、実際住んでから、ちょっと自分が思ってた使い勝手と違うってところがあっても、かっこいいものをいれたいっていうわがままを言って選んだのは自分なので納得できます。その方が後悔は少ないし、満足度も高い家が建つんじゃないかなと思いますね。

ご協力ありがとうございました。

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