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囲む家/兵庫県川西市

CASE44

施主様
川西市H様
担当
西尾真一
竣工
2019年7月
今回お話を伺ったのは、川西市にお住まいのH様ご家族。H様のご主人が設計事務所にお勤めで、設計担当の西尾との協働により建築されました。ご新居に引っ越しをされてから約1年経過し、お気に入りの家での過ごし方など、家づくりを始められてから今までの思い出を振り返りながら、楽しくお話をさせていただきました。

家を建てたいと思ったきっかけは何でしょうか。

奥様:主人が設計の仕事をしていたので、主人が設計したプランを実現できる会社がないか、探していました。まず、マンションか戸建かを考えたときに、「庭」でバーベキューとかできたらいいなぁという憧れがあったので、戸建がいいなぁとなりました。

ご主人:一番重要なのは「庭」がほしいというところ。その要望があって、マンションじゃなくて、戸建がいいなと思ったところが家づくりの一番のスタートでした。その時点で、中古のリノベーションで僕が設計するのか、新築で設計するのかの2択でした。

奥様:中古のリノベーションだとやりたいことをやろうとするとお金が結構かかるみたいでした。

ご主人:お金が結構かかるんやったら、新築の方がいいかなと思いました。

土地はどのように探されましたか?

奥様:自分たちで探しました。通勤時間と駅までのアクセス、駅までほぼ平坦な土地を探しました。

ご主人:「庭」をつくることがメインでしたので、広い土地を探してたという感じですね。

KADeLのことは、何でお知りになりましたか。

ご主人:スーモカウンターで色々紹介してもらい、そこでKADeLさんを知りました。

奥様:モデルハウスもきれいでした。

ご主人:僕が設計しても、KADeLさんだったら比較的自由にできるかもしれないと思いました。

他の設計事務所やハウスメーカーもご検討されましたか。

ご主人:もう1社候補として検討していました。そこはどっちかっていうと、設計を一緒にやるっていう実績が多い会社でした。ただ、そこと一緒にやっていくイメージができなかったので、勢いのあったKADeLさんがいいかなという話になりました。

最終的に、KADeLの契約の決め手は何でしたか。

ご主人:コストを抑えるために、一緒になってやってくれそうだったので。これ!っていう予算の中で、どれが実現できるか一緒になって考えてやってもらえる、そんな人を選びました。

家づくりで特にこだわったところはどこですか。

ご主人:元々のコンセプト通り、庭をいろんなところに設けているところです。植栽の木もけっこうこだわりました。庭がどっちかっていうと、大きい庭を設けてっていうより、いろんな部屋から見えたり、どの場所からでも見えるっていう庭を作りたかったんで、全部で前庭と中庭とテラス庭と、あっちには畑の庭があって、あともう一個、ルーフテラスみたいなのがあるので、全部で5つの庭があるというような設計コンセプトで建ってるみたいな感じなんで、いろんなところから外部空間が見えるっていうことを主にしたという感じですね。

ご主人:どこの部屋にいても自然環境や周辺環境が感じられるよう、半屋外みたいな場所が家の中にほしかったのもあって、庭を分散しました。中庭を中心にうずまくように、ぐるぐるぐるっとまわって部屋を配置していったことで、どこからでも、自然環境や周辺環境が見えます。例えば、遠くの景色とかも見れますし、2階にあがると近くの多田神社も借景みたいな感じで見れます。いろんな景色と環境がうずまきながら見れるみたいな感じ、それもコンセプトの一つです。

実際にお住まいになられて、快適性などはいかがですか。(採光、通風、温度など)

奥様:窓を多く作ってもらったので、昼間は照明をつけなくても十分明るいですね。中庭を囲っていますので、どの部屋からも緑が見えて、とても開放感があります。庭があるだけで、快適さは絶対に違ってくると思います。芝生を植えたり、夏野菜を植えたり、子供とビニールプールで遊んだり、色んなことができるので、新型コロナウイルスの影響などでなかなか外に行けなくても、居心地がいいです。

ご主人:居場所はいろんなところにあるので、もしテレワークをするとしても、2階の寝室でも、ダイニングでも、庭を眺めながら仕事ができます。中庭カフェみたいな感じで過ごすことができる場所もあります。

奥様:冬でも日差しが結構入るから、そこまで寒くありませんでした。

ご主人:風通しもいいです。自然の風が通るように窓を配置したり、上に窓を設けることで、熱い空気が抜けていったり、風通しを考えながら設計できたと思います。

KADeLで建てて良かったところ、悪かったところを教えてください。

奥様:打合せはいっぱいしてもらったよね。他の人と比べて打合せの回数とかわからないですけど、デッドラインをかなりギリギリまで待って、考える時間を少しでも多くとってくれようと配慮はしてくれました。

ご主人:素材・色はだいぶこだわって、建物の骨組みができあがった時点で、こっちのほうがいいかな、あっちのほうがいいかな、もうちょっと暗めの色の方がいいかなっていうのを現地でイメージしながら比較検討されてもらいました。だいぶ悩んで結果、ギリギリまで粘らしてもらったんで、住んでみると、この色にしといてよかった、ずっと永く住んでても悔いは残っていません。

ご主人:あと、メリット的なことでいうと、僕は設計してるとはいえ、普段住宅の設計をしてるわけではないので、設計担当の西尾さんから、住宅の設計に関してプロの意見を教えてもらえたのはありがたかったですね。例えば、玄関の広さや、リビングの広さなど、住宅設計の考え方を言ってもらえるだけで、とてもうれしかったです。

ご主人:デメリットとしては、コストを抑えるっていいながら、なかなかコストを抑えるのが難しいところも正直ありました。結局タイル貼るのにも、自分で手配して、用意しても、まわりのシーリングとかはKADeLさんに依頼しないといけないので、それはそれでお金がかかりました。こちらで支給させてもらうときは、その業者さんともKADeLさんとも調整を自分たちでしないといけないので、時間もかかりますし、それが難しいなというところでした。それはKADeLさんのデメリットというのかどうかわからないですけどね。

特に気に入っている場所や過ごし方があれば教えてください。(ご夫婦それぞれ)

奥様:リビングとウッドデッキつながってるんで、最近はウッドデッキの上でビニールプールで子供と遊んだりしました。リビングから畑のほうにそのまま出ていけるんで、ご飯のあと、子供とちょっとボールを蹴って遊んだりとか、ちょっとミニトマト採りに行ったりとか、リビングから庭にすぐに行けるっていうのが、けっこう便利で、お気に入りです。もし、庭が別の部屋から繋がってたら面倒に感じてあまり庭に出ていかなかったかもしれません。

ご主人:中庭をライトアップしながら、晩酌をすることです。庭が揺れてるのを見るのが、いい感じです。会社から帰ってきて、一人で飲んでるときが気分がいいですね。また近いうちに妻とワインでも飲もうかなと思ってます。照明も、間接照明をつけて、裸電球の照明はつけないようにすると、いつもとちょっと違う雰囲気が楽しめます。

最後に、これから家を建てられる人に向けて一言アドバイスをお願いします。

奥様:注文住宅で建てるんやったら、アクセサリー、照明のスイッチとか、細かいところもこだわったほうがいいって主人に言われました。コンセントとかスイッチとか、そういうのって注文住宅じゃないと基本的にそこまではこだわれないと思います。他にも色々考えることがある中で、最初はそんなんまで考えんの?って思ったんですけど、そこまでやってよかったなって思ったんで、そういうとこまでできたら、お気に入りのお家になると思います。

ご主人:自分たちが家建てようとする前に、妻の友人がハウスメーカーで家を建てた人がいてて、色々決めないといけないのが面倒で仕方がないという感じで、色も全部白でいいという感じだったという話を聞いたので、そうじゃないよっていう話をしたんです。せっかく建てるなら、大変ですけど、こだわった方が絶対にいいっていうのは、人にアドバイスできると思いますね。

ご主人:それと、家を建てる前に、こんな家に住みたいというイメージはいっぱい持っといたほうがいいっていうのは、妻にも伝えました。住宅の雑誌などをいっぱいみて、こういうのがいい、これのここがいいとかっていうのはいっぱいストックもっていると、いざ家を建てるってなったときに、人に伝えやすいと思います。例えば、暗いキッチンと明るいキッチンの写真が2つあってもいいから、好きなイメージの写真がいっぱいあれば、最終的に整理しながら選んでいけると思います。そういうアイデアストックみたいなものをいっぱい持っといた方が、スムーズに自分の頭の中を整理できるよって、妻には言っていました。もし、友人が家を建てるならそういう話をすると思います。最近、ピンタレストとかもあるので、そういうのを使うと便利ですよね。



<設計者コメント>
設計事務所にお勤めの施主様との協働による住宅です。
キャンチレバーで跳ね出した建物の下をくぐり、外部階段を上がって玄関のある中庭へアクセスする個性的なアプローチ。2階建てでありながら、道路レベルの1層目、中庭・玄関等1階フロアとなる2層目、そして寝室がある2階フロアの3層目、と敷地高低差を活かした3層構成になっています。中庭を取り囲む、外に閉じ内に開く空間構成は外部からの視線を完全に遮断しながら、家のどこにいても中庭が眺められる、開放性とプライバシーを兼ね備えものにしています。オーク無垢床が印象的なリビングには、木板仕上げの大きな吹抜けを配し、中庭と連続性を持たせることで心地良さが際立つようにしています。中庭にはカツラの樹を植樹し、お子様とともに成長する過程を温かく見守っています。時間の経過とともにお施主様の色に馴染んでいく…そんな住まい手に寄り添った心地良い住宅になりました。

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